2007年12月6日木曜日

かくこと、その3




Ws03 <リズムでストローク>
;四拍子、三拍子、四分音符、八分音符、リズムでストローク
材料;A3コピー紙 1枚/人、描画材(クレパス、クレヨン、色鉛筆、等)


Ws04 <オノマトペでドローイング>
材料;八つ切り画用紙 1枚/人、描画材(クレパス、クレヨン、色鉛筆、等)

○サークルワークで手拍子を廻していく。リズムに変化をつけて。

<二音ことば>でリズム;<はな><あお><あか><そら>、、、

<三音ことば>でリズム;<あひる><かえる><からす><こいぬ>、、、

<オノマトペ>でリズム;<ざーざー><わいわい><くちゃくちゃ><ぐるぐる>、、、
声のリズム、ことばのリズム、これら感じを指揮者のタクトのように描画材につたえ、画面にアクションしてみる。

○表現行為はアクトとリアクションのキャッチボール。からだと気持ちの応答力。

Ws05 <リズムで廻し描き>
30秒ほど描いたら隣の人に廻していく。順次、一巡するまで繰り返すグループワーク。



2007年11月27日火曜日

かくこと、その2

Ws02 <文字を書くから画を描くへ>


めあてとして;書くと描くとの差異、頭と手のかかわりの変化を感じよう。
文字を書くときは、左脳が手を動かす。
スクリブルを描くときは、右脳が活発化する。
①まず、名前をひらがなで書く、
②次に、紙から鉛筆を離さないで連続して書くことで、ひらがなの手の動きへとむかう。
③手の動きに慣れてきたら、筆圧の変化や、まわしたり、はねたり、スピードの変化など、気持ちよく手を動かすことに集中する。文字として読めなくてもよい。
④最後に、みんなでリズムを合わせて、一気にかこう。


○「ことば」と「文字」と「声」の話。
ひらがなは、もともと、漢字をくずしてできたもの。それも筆と紙という材料・道具にマッチしてのカタチといえる。
抑揚感や線の動きは、声と息と意とが連動してできてくるものだといえる。
ここでは、文字と画のかくことの変化や違いなどを感じてあそぼう。

かくこと



Ws01 <スクリブル>
;頭を空っぽにして手を自由に画面上で動かす。
最初は逆手で、描画材はパス、色鉛筆など自由、
慣れてきたら順手、もしくは両手でスクリブル。

出来たものに名前をつける。
画から思いついたことばを画面に添える。

スクリブルの鑑賞から;画にことばを添えることで違って見えてくる。
画からの連想であったり、フト思い浮かぶことばであったり、画との対話のように感じるがままをことばにしてみよう。
アートはハートのカタチ付け。気持ち、気分、なんとなく、といった気の移ろいや流れのなかから意が引き出される。意は、息にあらわれる。
ゆっくりと息をはいて、吸うと身体の中に意が流れてくる。
カタチから意を汲み取る。息に沿って画面上を目がうろつくことで、視線の動きに意識が応答するようになってくる。
意をカタチにこめる。
もっとも即応できるカタチは、声だ。声は息の流れから生まれてくる。
あああ、う、え、そんからで、じゃきんと、ぼくぼけ、、、。
画面に応答する視線と息に応じて、声をだしてみると。

2007年11月22日木曜日

造形であそびとまなび;京都女子大学にて



造形表現とは?<はじめに>
<感じること>を<かたちにする>;これ、造形表現の基本。ちなみにすでにある<かたち>から、その<きもち>を感じ取ることを<鑑賞>と呼んでます。表現と鑑賞を分けてしまったところに現在の美術教育の問題があるように思うのですが、、、。

;to feel ⇔ to form この過程での気づき;それには、まずは感じることを拡げ深めなくては、そのためにからだをまずはときほぐそうと思います。
○表現は技術によって実現されるが、その技術は、表現欲求や内容、動機というモチベーションによって工夫され生み出される。
表現というと技術が目に付きやすく、先立ちがちですが、実はこれが違うんですね。見る側の視点であって作る側の視点は、まず気持ちを動かすことなんですね
どのように?
ここでは、初めての出会いですから、自己紹介というか、挨拶代わりにまずは、手と口を動かしながら自分を振り返ってみます。







WS00 はじめに <私の人生グラフ>
自己紹介として、誕生から現在に至る時間軸を横軸に、幸せと不幸せの縦軸に応じてグラフ化する。それぞれに吹き出しでコメントをつける。
めあてとして;記憶とイメージを図示、自身の一つの振り返り、



材料;A3コピー紙 1枚/人、描画材(クレパス、クレヨン、色鉛筆、等)

2007年11月20日火曜日

近況の予定と報告

予定;
12月8-9日 アートミーツケア学会の2007年度大会に参加します。
テーマは「臨床するアート」、会場は横浜BankART192です。
詳細は、http://artmeetscare.seesaa.net

12月14‐16日 全国アートNPOフォーラムin淡路島に参加します。
淡路島には、2003年のアートキッチンフェスティバル以来です。
洲本の市民工房も毎年元気に活動しているようです。
詳細は、http://awajishima-art-center.jp

報告;
11月17日に「キッズデザイン展2007inOSAKA」を観てきました。(そごう心斎橋)大阪府のものづくり支援課の大角さんらといろいろお話を伺いました。
キッズのためのデザインにとどまらず、キッズの視線を通すことで新たなデザインワークの広がりと深化を図りたいという主旨でした。
第1回のキッズデザイン賞には、モノ、場所、コト、リサーチ、などの多様な視点での評価と参加企業や団体、NPOなどの活動がありました。
今後、この視点はユニヴァーサル・デザインやインクルーシヴ・デザインなど、いろいろ関わりながらの大きなムーヴメントになって行く予感がします。
あまり、急がないで一過的なブームでの消費にならないことを祈ります。

こんなわたしです

<あそび>と<まなび>を<び>でつなげ、

それぞれ深めることで<ひと>が育つ場になってほしい。
学生時代は、意匠工芸をまなぶ。

<意に匠なひと>になることが目標。
京都工芸繊維大学大学院の視覚意匠を修了後、
30の頃に京都芸術短期大学ビジュアルデザインコースの専任となる。
その後、映像コースに、

その後、情報デザイン学科で。

その後、入試部長を任じられ、学生募集活動の一環で高大連携事業で各地の高校に出前授業。
その間、美術教育にめざめ、
図工の先生、中学生、小学生、そして、

保育士さん、児童館のみなさんらと

共に希望を語り合うことに。
アートは、ハートを見えるようにする行為。

HEART をつなぐと EARTH になる。
こうなるともう、自分はもうどうでもよくて、

楽しさと夢と希望のもてる場づくりや、

若い世代になにをつたえられるのかに Go Die Go!
こども芸術学科は、その一つとおもっている。
京都造形芸術大学芸術学部こども芸術学科をよろしく。
2007年4月にスタートです。